ページ

2012年2月3日金曜日

Steps Ahead At Mount Fuji Jazz Festival

2011/01/24 HMVジャパン で購入。

2004年8月29日、Mt. Fuji Jazz Festival での演奏です。当時のライブリポートを引用しておきます。

Mt. Fuji Jazz Festivalのために再結成された1986年ごろのSteps Aheadのライブでしたが、私としては非常に満足なライブでした。

当日は台風16号の影響で気温も低く雨の続く悪天候でした。やはりというか会場は結構ガラガラの状態。先のベン・E・キングのスタンドバイミーを聴いて帰るお客さんもいらっしゃいました。いくら準備をしていったからといっても雨がすっかり体を冷やしてしまっています。しかし今回のライブの目的はSteps Ahead! ここでへこたれている場合じゃあ、ありません。

ステージにはセッティング中にもかかわらず、すでに出演者が出てきて音出しをしたりなどしています。そこでMichael Breckerが手にしていたもの、それは紛れもなくNyle Steinerの新型、MIDI-EWIです。以前Nyle Steinerに会った時に写真を見せてもらい、話を聴いたのですが実際に観客を前に演奏されるのは初めてではないでしょうか。このとき今日は 1986のライブの再演になるのではと確信しました。EWIの音色、Adam Holzmanがうっかり弾いてしまったフレーズ。一曲目は「Beirut」でしょう。間違いない!

演奏が始まりました。あぁぁ、Beirutです。もう見ることの出来ないと思っていたバンドが当時の姿で蘇ります。みんな容姿は変化していても演奏は少しも衰えていない、もしくはそれ以上です。Oops、Self Portraitと馴染みの曲が続きます。Daryl JonesのBassパフォーマンスの後、今度はSafariです。感激してちょっと涙がでそうです。全編エレクトリックかとも思われましたがここで記念すべき第一作から Don Grolnick作曲のPoolsです。少し落ち着いた雰囲気で演奏は進みますが最後のMichaelのアドリブで結局大盛り上がりで終了。そして舞台はMichael Breckerの久々に見るEWIパフォーマンス。第2期ブレッカーブラザースのライブ以来です。そして当然のごとくIn a Sentimental Moodへ。誰もが雨が降っていることを忘れていたでしょう。そしてついにTrains。1986年のライブと同じくMike Sternのギターのカッティングから始まります。鳥肌がたちます。Michael Breckerのソロのあと、Mike Sternの超ぶちぎれソロにやられてしまいます。そしてエンディング。全員がステージ前に並んで礼。舞台袖へと引き上げていきますが、鳴り止まない拍手。そしてアンコールは Smokin' In the PitからTee Bag。日本で生まれたStepsがSteps Aheadとなって世界を回り、最後に再び日本でStepsに戻る。そんな感想をもって聴いていたのですが再びMike SternがMichael Breckerとアドリブバトルを開始、最初テナーを演奏していたMichaelですが、すぐにEWIに持ち替え。熱いパフォーマンスを繰り広げるのですが、テーマに戻った瞬間「しまったっ」という表情。テナーに持ち替えられずそのままEWIでテーマを演奏しライブが終了しました。(例年のごとく花火がうちあげられた。)

今回のライブの全体的な印象です。Steve Gaddは最近のEric Claptonのツアーのライブを見ていたのですが今回ほどおお暴れしていませんでした。というより、まだこんなにパワフルな演奏ができるのか!と驚きです。デニスチェンバースのように叩きまくりです。4ビートの部分はあの懐かしいSteve Gaddのスウィングを聴くことが出来ました。Mike Mainieriは実際に生でライブを見るのは初めてでしたが、アルバムなどで聴かれる演奏とまったく遜色のない素晴らしい演奏でした。Adam Holzman、Mainieriが演奏していたシンセパートを引き受けて演奏したということですが、サポートのみでソロもないのはちょっとかわいそうでした。Daryl Jones、太ってる!しかし演奏はピカイチ。Mike Stern、全然かわっていない!1987年にMichael Breckerバンドで見たときのまま、そのまま。

そしてMichael Brecker。今回一番曲の進行を憶えていなかったのでは。しかし最近のBrecker Bandではあまり聴かなかった懐かしいフレーズも飛び出したりして非常に満足させられる演奏でした。バンドとしてはやはりリハーサル不足ということもあり、決めがバタバタだったり、進行がグレーだった部分もあったり、と後で聴き返すことができるならいまいちな部分も多かったと思われますが、それ以上にあのライブをほぼ同じメンバーでほぼ同じ構成で再度演奏してくれて、それを体感することが出来たということが非常にうれしかったです。ソロの順番まで同じだもんなー。

さて、今回Michael Breckerが使用したEWIは先にも書きましたがNyle Steinerの新型MIDI-EWIで、すでに彼のサイトでも発表されているMIDI-EVIの次世代モデルです。諸事情により、あまり詳しくは書けませんが、これがMichaelのMacのノートパソコンに接続され、ソフトシンセ、ソフトサンプラーを駆動しているようです。ノートパソコンの脇にはドライヤーがセッティングされ常にリップセンサーを乾燥させるようになっています。これはMichaelが AKAI professionalの量産型EWIを使用する以前にオリジナルのSteiner Hornの時もそうしており、そういう意味でもタイムスリップさせてくれました。さてこの新型EWIですが、機能はともかくデザインがいまいちなのは間違いない。と思うのですがどうでしょうか。

ライブの後、WOWOW で放送されたものが YouTube に上がっていましたので試聴代わりにどうぞ。




Steps Ahead/At Mount Fuji Jazz Festival

0 件のコメント:

コメントを投稿